2020年度バレンタインへの取り組みと新規取り扱いブランドのご案内

こんにちは。トモエサヴール代表のさつたにかなこです。
多忙にかまけて、HPのブログ記事を書くのは本当に久しぶりになってしまいました。それでもHPを訪ねてくださり、オンラインショップもご利用いただき本当にありがとうございます。牛歩の歩みではありますが、より買いやすく、より伝わりやすくするための努力をチームメンバーの皆とアイディアを出しながら日々改善、改善に努めております。これからもお付き合いいただければ幸いです。
今日は、今準備を進めている来年のバレンタイン期に新規にご紹介するブランドについてご紹介させていただければと思います。

トモエサヴールでは、単に商品を輸入するだけでなく、常にチョコレートメーカーと伴走しながら時には商品開発に及ぶところまで一緒にパートナーとして取り組んでいます。またその取り組みの背景を理解し、お客様へお伝えするべく原材料となるカカオ産地へも赴き実際に彼らがどのような取り組みをしているか確認し、消費国からサポートできることはないかいつもアイディアを考え巡らしており、一緒に行動することで見えてくることがあるので、
時間も手間もかかったとしてもなるべくその部分を大事にしたいと思っています。1枚のチョコレートを購入するという、そのアクションがもつことの意味がたくさんあることを皆さんとシェアできたらと思います。

それでは本題です。

2020年皆様へご紹介する新規チョコレートブランドは、3ブランドあります。
バレンタイン特設会場にてご紹介スタートする予定にしております。
(バレンタインの情報は、各ショップ様の情報が公開になりましたら、改めてご案内をさせていただければと思います。)

QANTU <カントゥ>

カナダ・東海岸側モントリオールからのBean to Barブランド、Qantu<カントゥ>をご紹介します。カントゥというブランドネームは、ペルーの国花Cantuta buxifoliaから来ています。ペルー出身のElfi Mardonado エルフィマルドナードと、旦那さまのMaxime Simard マキシム シマードの2人で作るチョコレートです。エルフィの出身地であるペルーのカカオを使用したチョコレートです。
彼らとの出会いは、実は時はさかのぼり、2016年、ペルーから招待してもらった、カカオ産地の視察ツアーでした。彼らが本格的にチョコレートを販売し始めるそのまさにスタートの年に一緒にカカオ産地を旅していたことからとても感慨深く感じています。そのツアーは40名ほどの世界中の人が参加していて、私は、エスコヤマ様と同行していて簡単な通訳などもしていててんやわんや。実はその時の出会いは必死すぎてあまり覚えていないんです。でもその時の集合写真を見ると、ちゃんと一緒に写っていました。運命を感じます。

2年後になる2018年に、彼らが友人づたいに私にチョコレートを届けてくれました。(なんとその友達というのは、imalive chocolateのはるかさんでした。はるかさん、ありがとう!)そのチョコレートの中でも特にBagua アマゾナスのカカオを使ったチョコレートは私の中で電流が走るくらいに美味しかったのです。そこで、すぐに連絡をして何がこの味わいを作っているのか、知りたいと連絡をしました。たった2軒のカカオ農家さんから厳選してカカオを購入しているというエルフィ。すぐに紹介したい気持ちをぐっとこらえて、産地と、彼女たちの工房を訪問してから、決めよう、、と思っていました。2019年の夏、その機会が訪れました。本来ならば、収穫時期が終わるとカナダへ戻ってしまうところを、7月に来秘する私を待っていてくれました。そしてその産地との取り組みの仕方や、チョコレートづくりを見て、幸せなオーラだけが詰まったチョコレートだと実感。皆様にご紹介できる運びとなりました。チョコレートについては、また追ってご紹介させていただきたいと思います。

FUWAN Chocolate <フーワンチョコレート>

台湾 最南端に位置する屏東県東港のフーワンチョコレートです。
この地はカカオ産地として近年カカオ栽培に力を入れているエリアです。チョコレート好きな方ならもうご存知かもしれませんね。彼らとの出会いは、カカオ農家さんたちへのチョコレートの講義に講師として2016年に招聘していただいた105年客家可可產業培力計畫というプログラムの会場がフーワンチョコレートだったところから始まっています。当時は、現在独立しているJade Leeさんが、チョコレート製造長を務めていて、これからBean to Barを本格的にフーワンでも作っていくぞ、というところでした。(現在はJade Leeさんはご自身のブランドを出されています。)作ったチョコレートを食べてフィードバックをしてほしい、という熱意は他のエリアの人よりもずっと高くて、夏に伝えたことを、その冬来日した時にもってきてくれたサンプルではすでにクリアしている、、というスピード感が全く違うな、、と感じたのがフーワンチョコレートでした。写真に写っている真ん中の男性 Warren Hsu ウォーレンシーが、カカオの発酵からさまざまな実験を繰り替えし、記録し、現在台湾カカオの使用シェアでは1番となっていて、有数の漁港でもある東港の味わいを活かした、桜えびのチョコレートや、台湾茶を使ったチョコレートなど、台湾らしい味わいのBean to Bar を多数発表しています。インターナショナルチョコレートアワードでも2019年の世界大会では見事数々の賞を受賞しております。2020年ご紹介するチョコレートについては、また、改めてご紹介していけたらと思います。

 

FOSSA CHOCOLATE <フォッサチョコレート>

左からチャリス・ジェイ・イリナ、フォッサチョコレートの創立メンバーです。チャリスとジェイがチョコレート製造を担当、イリナがPRなど販売のコミュニケーションを担当しています。まだまだ若いこれからのBean to Barの未来を担う世代、、そんな気がします。フォッサというのは、マダガスカルに生息する動物の名前から来ているそうですが、初めてBean to Barを食べて感銘を受けたのが、カカオ産地マダガスカルの豆を使ったものであったことに由来するそうです。

私と彼らとの出会いは私が審査に参加しているインターナショナルチョコレートアワードです。何度も複数のチョコレートを受賞していて、私ももちろんテースティングをしておりましたが、作っている本人たちに会える機会がなかなかありませんでした。今年やっと、マレーシアを訪問した際に、帰国時に僅か10時間のシンガポールトランジットの時間を利用して、彼らの工房を訪問しました。

工房は、大きな工業地帯のような場所にあり、厳しいセキュリティーを抜けて、工業団地の一室のような場所にあります。複数の場所で商品を販売するためには厳しい法律があり、その条件を満たさなければならないため、店頭で製造したものを販売したりできないそうで、そのため施設の整った場所で作っているそうです。カカオ豆の保管とチョコレート製造の場所はしっかり区別がされてて、まだまだ小規模といえど、しっかり作っているのがわかりました。そして、彼らと限られた時間の中で沢山話をして、テースティングをさせてもらいました。今回輸入することにならなかったチョコレートもあるのですが、さまざまなテストバッチでいろいろな味わいを見つけ出すトライアルをしていて、これからが楽しみなブランドであることを実感。一緒にやっていこう!ということになりました。輸入直近に、オリジナルモールド(チョコレートの型)が完成し、35gから50gのチョコレートバーに変更になりました。パッケージの美しさも、プレゼントにも喜ばれそうな予感がしております。今日は、まずは、ブランドのお披露目としてのご紹介ですが、追って商品もご紹介していきたいと思います。

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これから沢山の魅力的なチョコレートが紹介されている中で、どれを買おうか、、と選ぶ時間も皆様にとって楽しいひと時ではないかと思います。
上記3つの個性あふれるチョコレートメーカーをぜひ、体験していただければと思い、まずは、ブランド取り扱い開始のご案内をさせていただきました。

これからどんなチョコレートがやってくるか、、、ご紹介していきたいと思います。
どのチョコレートもそのチョコレートを紹介する理由があるチョコレートばかり。
誰かのお気に入りの1枚になるだろうことに、私もワクワクしています。

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