カカオ農園をいくつか見せていただいたのち、また川をボートでエルカスティージョまで戻り今度は協同組合の持っているカカオ発酵施設へお邪魔しました。
待っていたのは、ちょっとご年配の農家のおじいちゃんたち。挨拶してみましたがあまり反応なく座っていらっしゃいます。その間に他の同行者は、カカオの乾燥台や、発酵施設などの見学に行きました。私は目の前におかれた3つのカカオサンプルに注目。
このカカオの3つのうち1つは、地元のチョコレートブランド「モモトンボ」が買い取りを拒否した豆だそうで、ブラインドになっていて、どんな味や香りがありどう違うのか見てみようと思いました。
カカオ豆に近づいたとたん、、、、
びっくりする速さで、おじいちゃんたちが私の横にぴったりと(笑)
やはり自分たちが作っているカカオ、どんな評価をされるのかとても興味をお持ちなのだとひしひしと感じました。
他の施設を見ていたミッケルも戻ってきてテースティング。私も何を選ぶのかが興味があります。
そして、彼が選んだカカオは、私が一番苦手だと思ったカカオでした。そのカカオには可能性があり味が複雑になる予感があるそうです。私には、動物的な香りを感じて苦手なカカオ豆でした。ますます、カカオそのものから味を予測するということは難しいと感じました。カカオを毎日触って、毎日向き合っているからこそミッケルは私が苦手だと思ったカカオからもポテンシャルを感じとったのでしょう。私は自分が作っているわけではないので、まだまだカカオからチョコレート、その可能性について経験値として紐づいていないのだなぁと実感させられた出来事でした。