インタナショナルチョコレートアワード アメリカ2015発表


4月の末に開催されました、インターナショナルチョコレートアワードの審査結果が、昨日発表になりました。⇒結果はこちら(英語)

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10月に迎える世界大会までで、最も大きな大会がこのアメリカ大会で、北米・南米・アジア・オセアニアが対象エリアとなります。カカオ産地が広く対象エリアになっているので、カカオ産地で最終チョコレートまでを作り上げるブランドが数多くエントリーしている大会でもあり、エントリー数もかなりの数となりました。

今年からマイクロバッチプレーンビターチョコレート部門、ミルクチョコレート部門という少量(50kg以下)で作られるチョコレートの部門が創設されました。
Bean to Barの場合には、機械の違いも大きな影響があるので、公正に審査するにはカテゴリーを分けたほうがよいのではないかということで、審査員にアナウンスと協議の結果生まれた部門です。常に、よりよい公正な審査をするためにルールや、部門も見直されています。
この部門でカカオハンターの小方真弓さんが在籍されているCacao de Colombia のチョコレートが見事受賞されています。(さらに特別賞も受賞)特に印象的なのは、コロンビアの先住民「アルワコ族」のカカオを使用したチョコレートはマイクロバッチ プレーンビターチョコレート部門で金賞を受賞されたことです。このチョコレートについての詳しいプロフィールや、背景はまた、小方さんにインタビューできたらと思っています。

そして、日本からは、es koyamaさん、今年初エントリーのLe Chocolat de Hさんが数多く受賞されました。すでに、Le Chocolat de Hさんでは、エントリーされたチョコレートは店頭で購入できるようです。

他には、日本でも購入可能なチョコレートですと、ハワイのMadre chocolateさん、エクアドルのPacari chocolateさん、アメリカのAskinosie chocolateさん、Dic taylor chocolate さん、ベトナムのMarou Chocolate さん,ペルーのCacao Suyoさんなどが受賞されています。

エントリーされた膨大な量のチョコレート。チョコレートの背後には、ドラマの数々がサンプルの数だけあったと思います。それは作り手だけでなく、その先のカカオの生産者に及ぶまで。それぞれの作り手ともコミュニケーションをとって、できるだけ、そのようなストーリーや、そのチョコレートができるまでの過程や思い、などの背景や、カカオのプロフィールなどを聞いて、日本の皆さまに伝えたいと思っています。

インターナショナルチョコレートアワードが消費者にとって、良いチョコレートがたくさんの方に知ることができるガイドのような役割になればいいなぁと思います。また、賞を得ることで作り手の意識が高まること、誇りを持っていただけること、また惜しくも今回は受賞を逃した作り手の方へは送られるフィードバックが更なる向上の一助になることを願っています。

審査は、一般審査によって、レーティングされ、その上位に入ったチョコレートを再度テースティングし、Grand July(最終選考委員)により、HPでも公開されている公式ルールにのっとり、投票と、議論により決定されます。すべてのチョコレートはブラインドで味によって審査され、ここに受賞されたチョコレートは、審査員がその味わいを高く評価したチョコレートとなります。プレゼンテーションや、その商品価値を説明する、、ということはできない状況で受賞するというのは、本当にすごいことだと思います。

一般的に私たちが「美味しい」と感じる瞬間の要素には、複数の要因が絡み合っており、「情報の美味しさ」や、「食文化・食歴からくる美味しさの相違」は大きく私たちに与える印象を左右します。情報の美味しさを抜きに、そして、食歴・食文化の異なる背景を持つ人が共通して「美味しい」「良い品質だ」と感じることができた商品であるという証でもあります。

受賞された皆さまには美味しいチョコレートを情熱を持って作ってくださっていること、新しい発見と驚きと感動を与えてくれることに感謝します。本当におめでとうございます!

 

2 Comments

  1. 返信
    AnethICU 2015年10月26日

    膨大な数のティスティングお疲れ様でした。カカオ豆の生産からタブレットになるまでに多くの人々が関わり、ストーリーがあり、最終的に味わうことができているのですね。想いを馳せ、感謝して頂きますσ(^_^;)

    • 返信
      tsavsite 2015年11月29日

      コメントありがとうございます。チョコレートだけ見ているとなかなか想像がつかないのは当然だと思うので、たくさんの背景にあるストーリーをお伝えできたらと思っております^^

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